小高

実家到着、氷がなくてセブンイレブン迄行ったのが面倒だったが、後、氷入れる器もなかったな、昔親父が良く使っていた筈だが、どこ行った。

ま、そんな事はどうでも良くて、取り敢えずある酒空けようか、安酒ばっかりだけど。うちの糞餓鬼、弟が持って行ったらしいので、高い奴は、奴も携帯で調べるぐらいの知能はあるだろう、って事は残っているのはごみしかねえだろうが。

聞いた事もないブレンデッドウィスキー、コルクぼろぼろになっているし。母ちゃんに聞いたら、泡盛、なくなったってよ、甕とか、だんだん蒸発して行く、それは知っていたんだけど、ゼロになるまで放置って、阿呆かあの糞親父。

折角貰った酒を蒸発させてなくす、本当に頭悪いなあの糞親父、俺も母ちゃんも、多分弟も、誰一人として奴は尊敬していない。非合理の塊、この婆もそうなんだけど。

テレビの移動と設置、有難う、ウメ。あんなどうでも良い事に付き合って貰って申し訳ない、本当に思い付きだけでやっている事だから、あれ。どうせ碌に見てもねえ癖に、その辺親父と同じ、形だけ。

前に書いた様に、女は宴席にいてはいけないと思っているんで、やっぱり台所から出て来ないから、そこはしっかりしているね、呼んで来て、でもやっぱり躾いるね、延々と勝手に喋るから。

この母の子なんで、当たり前だけど、慣れている、これが普通。ずっと勝手に喋る、俺が結構良い突っ込み入れても、完全無視、これが夫婦喧嘩の原因の大半であった、親父ほどではないにしても、俺もちょっとイラっと来る事はある。

親父は許容出来無さ過ぎ、大体、こう言うもんだと分かって結婚した筈なんだから、仕方ねえだろ、これ。俺はこのせいで流す事が当たり前に身に着いているから、大体人の話を聞いてない、人の話は聞かなくて良いとすら思っている、どうせ無駄話なので。

知能はなくはないと思うんだけどな、放置したらずっと喋るからな、このラジオ。独り言でもばんばん言うし、俺の中では、会話は別に1人でも成立する物なのだと思っている、付き合う必要は全くない。