福島見聞録・その11・福島を後に

6月29日土曜。昨日の続きで、荷物を取りに朝から実家へ。往復してみて思ったが、道路はもうだいたい普通。結構往来の車も多い。町中では除染の作業は既に完了しているようだ。山間部の方がまだではあるよう。

町に住んでいないというだけで、昼間は役所も稼動しているしね。ただ、水道、下水道が復旧していないようで、この工事をあちこちで行っていた。

営業している店は当然ないんで、ファミマの移動販売車なんかが来ている。弁当でも買ってこないと、それ以外に食事を取る手段がないからね。原町に戻るのも時間がかかるし。

残りの荷物とテレビなんかを運ぶ。親はテレビが大好きなんで、これで当面楽しく生活できるだろう。俺はテレビを見なくなって十年以上、必要性すらわからん無用の長物だがねw。

俺の仕事は終わったので、昼過ぎに家を出る。今晩東京で飲みの約束があるので。「寂しくなるな」なんて言っちまう親父も、年を食ったもんだ。そんなことは昔は言わなかったもんだが。

原町から相馬までは電車。そこから先の一部区間が復旧していないので、代行バス。それで亘理まで。海岸線の線路が津波でやられたらしく、不通になっている。

直していないのは、もっと内陸側に線路を敷きたいようで、ようやく土地の買収が終わって、これから着工とか聞いた。

そこから再び電車で仙台。で、新幹線で東京。

面倒だね。いつもなら常磐線で南に行けば東京に着くが、原発があるので当然不通。だから一度仙台に出ないとならん。陸の孤島と化している。ただでさえ過疎気味の町だから、このままだとそれが加速するだろう。

復興か。いつのことやら。

(続)


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