仕事と表現・1

今の世の中にはあるよ、確かに、仕事=悪、なるべくならやらなくても良い物、休暇=娯楽、あればある程良い物。そりゃあね、今迄生きて来て、この気分は分からなくはない。

パチプ稼業なんてね、誰にも強制されないのに、何か、仕事感覚、だって儲かるって分かる日は行かなきゃいけないから、こんなの幾ら言ったって、同業経験者にしか分かって貰えないのだけれど。

自由とは何か、ってのをずっと追究して来た。その一つの答えがあの稼業だったのだけれども、でも真実を究めは出来なかった。寧ろ矛盾を抱え込んだ。何も自由じゃない。向こうの奴隷だ、来月の新装も良い例。

無論、行っても行かなくても良い、でもその時には稼働しなければならないと言う義務感が必ず付いて来る。新装その物ではなくとも、そこに対抗する為に周りが餌を撒く事は確実だから、ここは働かなければならない日。

こう考えると、何一つ自由じゃない。俺の人生はパチ屋に決められていた。行くべき日、行くべきではない日、それが全部見えるが故に、奴らの掌の上。孫悟空。

選択肢が多い都内であれば、こう言う感じは薄い。店も多いし、その中から自分で選択して、って達成感は多少はある。遠征も出来るしね。それぞれの地域も初めて行くが故に面白くて、閉店後の飲みも捗る。

翻って沖縄。いつもの面子いつもの台、これに飽きない方が難しい。そしてハイビスカスかバットを光らせるだけの1日。沖縄だぞ、沖縄、海よ風よ空よ、いらんいらん、台からの風とか揺れとか。

何やってんの、俺、って絶対なる。転職した今もなっているから、泊や波の上に繰り出す、何もこの島を感じられねえからな、どこかに行かないと、この部屋を出て。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました