酒だけが残る

管巻き

仕事が終わった後、残る物。毎日8時間、漸く終わったと言う思いと、寂寥感の併存。突然の静寂の中で一人飲む酒。皆帰ってしまった、雷でさえも。このパソコンすら、ぼうっとしていたら暗くなる始末。雨は降っている。

雨音以外静かな日々。深夜の気違いの叫び声にすら懐かしさを感じる。皆元気にやっているだろうか。さっさと死んで欲しいと思ったものだが、そうでもねえな、枯れ木も山の賑わい、頑張って生きていてくれ。

ついさっき迄喧噪だったのに。嬉しかったりむかついたり、感情の起伏。一転、何もない、只過ぎる時間。すべき事は山積、が、まずは飲んでから。

日々この繰り返し。躁鬱の日々。I would prefer not to.、そこ迄ではないが、毎日訳が分からん侭、飲んでいるせいだけど、これで過ぎて行く日々。何かしたいけど何もしたくない。何か変えたいけど何も変えたくない。

文学や哲学を目指す若さと接したりすると、鎮まっていた物が無駄に動き出す。良しとすれば良し、悪しとすれば悪し、言葉を交わせば何かしらが始まる。本来。

が、何も動けない。老いとはこの事を指すと思われる。それを理解してしまうならば最早その先はあるまい、ここは抵抗したい。左手の頂いたタンブラーが諸悪の根源。せめて意趣返しに文を。

無駄な建物。

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