それぞれの、物語・3

そんな商売なら幾らでも出来た、ずっと昔に。そう言う企業に行ってそう言う仕事して、そこでのし上がれば良かっただけ。それが楽しい、やりたい事だったのなら、そうしていた筈。

こんな外れた道を自分で選んだ、ならば、それとは完全に反する道を選ばないと、そいつらから笑われるわ、結局同じじゃねえか、ってね。

だから、何が何でもここだけは譲れない。ここの世界は全て俺が把握していないと、各個人それぞれ。振り返って見れば、昨季迄でも全然だっただろうな、仕事初めて数年、ちょっと甘えが出て来ていた、油断。

只それでも今でもそれなりに繋がりが出来たので、まだ、そう言う仕事に対する俺の態度はましだったのだろう。正直今の状態だと来年以降そう言うの、出来るか自信がない。

只偏に、付き合いが浅いから、だな。俺が真摯に向き合えていないからだ、その若い情熱に。とんでもない阿呆だって、何も考えてない事はそうそうなくて、何か人生の展望がある。

俺もそれなりに、その道に対して助言出来る自信はある。でもそれを今迄に伝えて来ただろうか、出来ただろうか?只々事務的な講義を延々と続けて来ただけなのではないのか、そんな疑念が最近、ね。

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