龍の眼

北部へ、の続き。

芭蕉は糸芭蕉という種類で、布の原料になる。沖縄でも芭蕉布は有名だ。奄美では芭蕉をバシャと呼ぶ。バシャ山という言葉があって、これは醜女を指す。芭蕉布の山、つまり多くの財産を付けないと嫁にいけない娘、ということだ。

海岸線を走っていると、山の多さを実感する。常に右手は山。山がそのまま海に沈んでいるような風景。だから、トンネルや滝が多い。あちこちに崖崩れの跡も見られる。前回の台風の時に起きたのだろうか。

一風変わったトンネルが円という集落にあった。道に倒れた岩を繰り抜いたようなトンネル。かがんばなトンネルで、鏡崎が「かがんざき」と訛り、崎を地元で「はな」と呼ぶので、「かがんばな」。

ここは、「龍の眼」とも言われている。春分の日の前と秋分の日の後、それぞれの数日、このトンネルの部分にすっぽりと太陽が入る。ここは龍郷町なので、「龍」。見た目的にも龍に見えなくはない。夕日のスポットだ。

今は真夏の朝、当然それは見られないので、先へ。ところどころ開けた平地に集落とビーチがある。そして、海岸線は複雑なので、あちこちが湾を形成している。

その為、180度見渡す限り海、という光景は少ない。多くのビーチから、海の先に山が見える。これは沖縄では見られない風景だ。だが、南国の島であるので、やはり水の透明度は非常に高い。

(続)

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