平和はつまらない

前の続き。

そんなもん、つまらないに決まっているんだけど。簡単に言えば、平和は、つまらない。例えば、小説ならミステリー、これが大受けだ。誰かが殺人してくれることを心待ちにしている。殺人してくれないと始まらない。

要は、平和はドラマにならない。平和なんてつまらないんだよ。人間が生きていく上で最もスペクタクルにならないのが平和。平和こそ最低の人間の形態と言える。あってはならないことだ。

大河ドラマなどは過去の仮想の世界で、それを楽しんでいるだけ、と言うならば、どんな野蛮な有害指定を受けているゲームもその通り。仮想世界を現実に持ち込む人間を危惧するなら、大河ドラマこそが最も危険なものではないのか。

結局、戦乱期を扱った大河ドラマが受けるというのは、多くの人間の心に、戦争を待ち望む気持ちがあるということだ。マゾと言っても良いかな、酷い境遇になって、そこから立ち上がるのが人間の美徳だ、みたいな、ね。

いや、俺はマゾでもないし平和が良いと思っているよ。平和じゃないとこんなことも書いていられないし。毎日だらだら酒を飲んで管巻ける、平和、最高だね。

でも、大河のような、戦国特有の劇を喜ぶ人間が現在でもかなりの数でいるということは、人間の闘争心はなくなっていないということの証明だとも思っている。

(続)

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