敬天愛人

ホーミー、の続き。

8月14日木曜。和泊で2泊したんで、沖永良部島のもう一つの町、知名にも泊まってみよう、ってことで、予約した宿に向かわないとならん。が、知名のフローラルホテルは15時チェックイン。

ホテルのフロントに荷物を置くことぐらいできるだろうが、それまで時間もあるし、和泊も最後になるから町を散歩してみよう。朝、チェックアウト後、今泊まっているホテルに荷物だけ置かせてもらって、町を巡る。

この島は西郷隆盛の影響が強い。1862年、島津久光が上洛する際、山口での待機の命に背き、一人、京で根回しを行った結果、西郷隆盛は流罪になり、沖永良部島に到着する。

それまで、沖永良部島は全く未開の地であったらしい。罪人として流されて来た西郷だが、その凛とした立ち居振る舞いにはオーラがあったのだろう。牢に囲われているにも関わらず、その外には教えを請う者が出て来た。

沖永良部島の暑さの中、外の牢で朽ち果てつつあった西郷を、感化された役人が請願して座敷牢に移管し、何とか命を永らえた。

その後も、座敷牢の西郷から様々な教えを受けたこの島の弟子達が、後にこの島の指導者になり、この島は劇的に改善していったとのことだ。

この島にいたのは、赦免を受けるまで、わずか一年半。だが、この島には、西郷によって伝えられた、道徳、教育が今尚生きている。その最たるものが、「敬天愛人」。

「道は天地自然の物にして、人は之れを行うものなれば、天を敬するを目的とす。天は人も我も同一に愛し給うゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也。」

(続)

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