【慶良間紀行・7】阿嘉島北端

離島

北端の浜は、一昨年の春先に来た時は流れ着いたごみが多かったが、この時は綺麗だった。座間味島から一人シーカヤックでここまで来ていた人がいたので、色々情報を聞く。

しかし、慶良間諸島、島の間は近いし、大海原って感じではないけど、あんな小さな船で一人海に出るって、ちょっと俺には出来ないな。余りに不安で心細い。海を舐めたら簡単に死ぬからな。そんな海を、すぐに引っ繰り返りそうな船で渡る、恐ろしい。

でも、その青年、毎年来ているって言ってた。船で海を渡る楽しみが、何かしらあるのだろう。俺にはちょっと想像が付かない。自分との戦い、みたいな感じかなあ。海からの景色とかの楽しみもあるのだろうけど、俺には恐怖の方が勝る。やる事はないだろうな。

連れが「この辺でシュノーケルは出来ますか」と聞くと、「向こうの方でやっている方がいましたよ」との事。浜のそちらの方に向かっていくと、二人ほどいる。聞いてみると、すぐそこで結構珊瑚や魚が見られるらしい。

海も穏やかな感じだし、距離もないし、せっかくこんな辺鄙な所まで来たんだし、やって見よう。10月末だが、まだまだ沖縄は夏。泳いでいて気持ち良い。魚も沢山いるな。珊瑚も綺麗だ。

連れは今回石垣島に滞在後こちらに来ているのだが、石垣の珊瑚はかなりやばかったとか。今年は台風が余り来なかった為、海水温が高くなり過ぎて、珊瑚が死滅してしまう現象、「白化現象」が至る所で起きていたそうだ。

台風が沢山来るのは、普通に生活している人間には有り難くないけど、来なさ過ぎてもこの様に害があると言う、ね。難しい所よ。石垣島の珊瑚、復活するんかな。もししないと、観光に大ダメージだ。

(続)


連れに貰った石垣島の写真。白化現象が酷い。

これ、元に戻るんかなあ。

阿嘉島北端のビーチ。遠浅。

シーカヤックで座間味島から来た青年。

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