語彙力・4

話す、聞く、なんてのは、所詮こんなもんなんだ。そこに本当の知性は存在しないと言い切っても良い。会話は特に、考える時間が短い中でする物だから、間違いも誤解も当然増える。こんな所に力を注ごうって、大丈夫か、てめえらの頭?

文字だけの世界は、違う。そう言う雑念が全て取り除かれ、知性だけ、魂だけ、で御互い向かい合う事になる。だからこそ、故人の書いた書物と言うのは時を越えて評価される。

これらの本の著者の中には、恐らくだが、下らない、面白みのない人格の奴もいただろうし、薄汚い外見でぼそぼそと喋る様な奴もいただろう。だが、そんな事は時を超えた今となってはどうでも良い事で、その内容だけが注目される。そこに理があるなら、その著者が実はごみみたいな奴であっても、その言葉を反芻する意義は出て来る。

文学者なんて、大体下衆じゃねえか。すぐに自殺するしな。でも、こんな奴らの書いた物を、多くの奴が有り難がって読む。そこには、著者がどんな人間かとかを飛び越えて、その内容だけと純粋に向き合おうと言う姿勢がある。

こう言う事が、言語が違う者同士でも出来る様になる為の手段が語学なんじゃねえの、と俺は思っている。だから、口語重視とか、愚かも良い所。

ったく、毎週毎週口を酸っぱくして、単語やって来い、って言っているのに。他がこれだけ出来るのに、勿体なさ過ぎる。何か上手い事、やる気になる様な方法を考えるしかねえか。難解な単語の面白さを伝える様な。

それが俺の仕事だしな、考えよう。

(終)


渡嘉敷も上陸されたんで、戦跡がある。

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