この先に・5

救ったら駄目なんだっての。君らは、寧ろ、今後の社会の事を考えるべき。汚ねえ爺の腹を掻っ捌いて汚ねえ腫瘍を切り取ってそれをこっちに見せる前に、優秀な君らは、この社会全体の癌を切り取るべきだ。

こんな思いを毎日隠しながら、八方美人を狙ってだな、やっている自らの稼業の愚かしさに嫌気が差す。仕事だからな、そりゃあ幅広く受けを狙うべきだろうが、本当にそれで良いのか、って思いはある。

そんな社会に迎合するやり方なら、普通に就職した場合の俺の人生と同じじゃねえか、あの頃のもっと尖った俺は、ってなるね。つまり、こんな遠回りしてここに来ているのに、何の為だよ、ってなる。

今年も、沢山伝えたい事があったのに、そしてそのチャンスもあったのに、でも他にやるべき事もあって、結局伝え切れなかっただろう。後悔は腐る程ある。今年も何も出来なかった。

でも、これが原動力でもある。万一今年満足出来ていたとしたら、もう来年もやろうと言う気は起きないだろう。悔いが残るからこそ、来年こそは、この気概こそが生きて行く為の動機。

やるべき事とその目標の遠さを考えると、全部ぶん投げてしまいたい、そんな気持ちが半分、そうそう到達出来なさそうな目標だからこそ、遣り甲斐もあるかもって気分も半分。

まだもう少しだけやる気が生き残っているので、多分来年迄は大丈夫。今年の目標は、その更なる先を見える様にする事だな。そうすれば、又動機も湧いて出て来るだろう。(終)

粟国島の鍾乳洞。
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