林檎・2

同情、だった。年末の湯島天神だったか、面倒臭い身の上話を聞かされた。親父のDV、母ちゃんと兄弟との夜逃げ、親父の追跡と裁判、身の上を隠しての新河岸と川越での生活。

見えている地雷なんだけど、18の肌はちょっと無理だった、俺の本能が自制するには。ミロのヴィーナスみたいな感じだったな、体の見た目だけは。若い裸体は本物の美。只、こう言うのは余り響かない、と俺の股間は学んだが。

ここから、面倒な人生が始まった。この当時、別の18もいて、如何に痕跡を残さないかで苦労した。こんな面倒な事をする位なら、人間正直に生きた方が良いわ、って思った。

そっちとは無事、いや寧ろそっちの方がましだったのだが、解消し、この地雷と川越に住む羽目に。ここからが、思い出したくもないが、書かないとならない過去。

借りる時から、へこんだ。女が夜の仕事のせいで、向こうが貸してくれない。近隣住民と生活パターンが真逆だから、トラブルが多いらしくて、かなり嫌われる。これで、駅から徒歩15分なんて僻地に住む羽目に。

川越駅は、片方の出口側は栄えているのだが、もう片方はやばい。でっかい駐輪場と、寂れたスナック街と、それに付随する終わった住宅街。

青森西岸からの日本海。
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コメント

  1. 松島 より:

    昔っからほいほいしてたんですね。流石です。教育者よりも教祖様が天職だと思います。