天和・5

部室化。俺も一々鍵の開け閉めとか面倒なんで、開けっ放し。連中もチャイムも鳴らさずどかどかと入って来る。さて、人数が集まったら、何しよう?卓を囲んで只弁当を食うのも能があるまい?食いながらでも出来る事はあるよな?

蟻地獄の様な家。この家に来て一度打ち始めたら、そうそう抜けられる訳がない。「午後から授業が…」「は?勝ち逃げが許されると思ってんの?」「麻雀の負けはどうやって取り返すんだっけ?…だよな、麻雀の負けは麻雀で取り返す、当然よ。」

気付くともう終電の時間。麻雀がそんなに都合良く終電の時間を考えてくれる訳がなく、と言うか、逃がさんよ?、ここを超えると、もう朝までが確定。飲んで打って寝て、昼起き。

馬鹿田大学生と言えども、この底無し沼の危険性には気付く。幾ら近くて利用価値があっても、あの家には近付いてはならない、こんな雰囲気が出来て来て、段々と来る人は減っていったなあ。連れねえなあ、おい。

これだけ打っていれば、プレミア役満も出るわ。

デブの飽きっぽさは呆れる。率先して「やろうぜ!」って言うから付き合って始めるのだが、数時間やると飽き始めて、下らねえ事をやる。

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巫女が儀式をやっていた。人手も多い。

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