国境はパワーバランス

旧コラム

なぜ沖縄に米軍基地があるのか、の続き。

オーストラリアは誰のものよ?アボリジニーだよな?日本も、極論をすれば大陸から渡って来た人間の子孫で構成されているので、そういう意味では日本全土が中国領とも言える。

これは全然冗談ではない。日本が弱小国家になった場合、中国ではそういう意見が平然と出て来るだろう。日本が中国に進出したのと変わらない。北海道のアイヌも琉球王国も、封じ込める為には日本が強大である必要がある。

尖閣もそうだ。日本と中国のパワーバランスが崩れてきているから奴らの声がでかくなる。日本の経済力が圧倒的に上だった時代においてはさほど問題にならなかっただろう?奴らが力をつけて来たから今のような問題に。

土地というのは地球上に自然に存在するもの。それを自分のものと言い張る為には占拠する必要がある。その裏付けになるのが力。その土地に入って来る他者を追い出す力。それが国レベルになれば軍隊になる。

イスラエルなんて入植で突然できたからな。そこにいる住民を強制的に追い出して。日本では戦後朝鮮人の不法占拠も横行した。それが現在の駅前のパチ屋。

大体、民法上の土地の規定すら、他人の土地であっても、長く住んでいればその人間に所有権が発生すると定義されている。こちら。人のものであっても占領していれば自分のものになる、という理屈だ。

自国の領土がどこまでかとか、いつの時代まで遡れば良い?蒸し返したらきりがない。結局、力がものを言うだけ。人間の歴史は闘争の歴史、自分がいる場所を力づくで守るしかないわけだ。

(続)

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