宮古そば

旧コラム

前の続き。

その先、イムギャーマリンガーデン。複雑な入り江になっている、ビーチと言うよりは、海岸。波がほとんどなく、熱帯魚は多いので、シュノーケルに向いている。橋の上から飛び込んだりもできるので、子供は特に喜びそうだ。

今は冬なので、さすがに誰もやっていない。でも、ここには展望台があって、登るのに多少骨が折れるが、その労力に見合う景色なので、是非登るべき。今回も写真の通り、実に美しい色をしていた。

さて、少し体力も使ったし、ぼちぼち昼飯時。近くの沖縄そば店、丸吉食堂へ。宮古そばと言えば、平良の古謝そばと、この店が二大有名店。

宮古そばは、沖縄そばの中でも、細い縮れのないストレートの平麺が特徴。八重山そばは丸く、沖縄本島の沖縄そばは縮れ麺が多い。大東そばはうどんのような太さ。

宮古そばは、具を麺の下に隠して提供されることが多い。見た目は麺と葱だけ、になる。その理由は諸説あって、一つは、具材の表面が乾かないようにする為。

もう一つは、人頭税の話で既に書いたとおり、年貢の取立てが厳しかったゆえ、具材も載せられないほど貧乏であることをアピールする為だった、とも。面白いね。

丸吉食堂のそばも、宮古そばを頼むと、具が麺の下に隠されて提供される。今回はソーキそばを食ったが、これは普通に上に乗って出て来る。今では宮古そば屋でも、具を隠して出すことはしなくなって来ているそうだ。

(続)

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