宮古と沖縄本島

旧コラム

街が意外に小さい、の続き。

宮古島は農業が盛ん。平地が多いので、耕地に向いている。そして、地下水が豊富。農協などを見て回ったが、実に様々な産品がある。島内産だけでサラダは色とりどりになる。勿論、フルーツの栽培も盛ん。

漁業もそれなりに。特産は伊良部島の鰹かな。これはまた後で。商業は、スーパー、ショッピングセンターも近年整備されて来ているし、リゾートホテルも増えて来ている。どんどん発展しているイメージの島。

文化的には、沖縄本島と、宮古、八重山は結構違う。本島にあった琉球王朝が離島を征服したという経緯がある。言葉で言うと、例えば「いらっしゃい」、本島は「めんそーれ」、宮古は「んみゃーち」、石垣は「おーりとーり」で、全然違う。

こんな経緯もあって、沖縄本島と離島では、差別がある。沖縄の土人共は、ウチナーンチュ、ナイチャーとか呼んで差別意識丸出しで、ヤマトンチュによる差別を受けているとかほざいているが、実はこいつらも一枚岩ではない。

本島の人間は、かつて奄美を差別していたし、宮古、石垣に対しては過酷な税金を課していた。人が減った場合、本島から罪人を送るという形での移民政策を推進。

そのせいで、今でも宮古、石垣に対する偏見はある。宮古、石垣の中には罪人の子孫がいる、ような意識。政治も確実に違うし、新聞なんかもそれぞれ別。勿論、離島側には、反本島の思想もある。

一口に沖縄と言っても、これだけ違うということ。もう少し言うと、宮古島内でも多少は。2005年まで、元々の行政区分は、平良市、伊良部町、上野村、城辺町、下地町。

(続)

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