福島見聞録・その10・北の魚で

旧コラム

とりあえず家の片付けはおいておいて、まずは新居の方で最低限生活できるように、布団、テーブル、冷蔵庫、レンジ、炊飯器なんかを運ぶ。俺が以前一人暮らししていたときのを実家においてあって、それらは使っていなかったからちょうどいい。

でも、これだけの荷物を大してでかくもない車で運べるのか、という疑問はあったが、数回の往復で意外に何とかなった。助手席、後部座席の足元なんかのスペースでいろいろ入るもんだ。

夜になったのでこの日はここまで。だいぶうまく行ったので、近くのスーパーで酒を買って来て、新居で飲む。明日には帰るので、両親との酒盛りも今後しばらくないしね。

やっぱりこっちの魚は脂の乗りが違うわ。断然うまい。沖縄のと比べてはいかんけど。でも近海で取れた物なんで、それなりの心配をする人もいるかもしれんな。俺はそんなものは全く気にしない。人間死ぬときは死ぬ。びびり過ぎだ。

ビールも、見たことのない銘柄の新商品がスーパーにたくさんあった。沖縄は少し遅れているのか、それとも、オリオンの牙城なんで、販売する気がないのか。

ちょっとショック。沖縄も内地も、一般的なスーパーの品揃えなんてさほど変わらない、と思っていたんだが。

やるべきことも大概やったし、魚もうまいし、折角なんで福島の地酒でも、と呷って、満足して寝る。

(続)


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