20110311・その1

沖縄に来て数ヶ月が過ぎた。車中泊をしながらあちこちを回る日々だが、車中泊自体はもとより慣れたもの。仕事の立ち回りの方も、ある程度の目途がついていて、最近はこの南部の町で暮らしている。

その日は、このいつものパチ屋で迎えた。

沖縄で揺れなぞあるはずもなく、いつも通りに稼動を続ける。さて、ちょっと休憩。ん?テレビの前に随分と人がいるな。なんかサッカーの試合でもあったっけ?

映像を見て驚愕。震源地は・・・、東北沖!福島の震度は・・・、当たり前だな、直撃なんだから。

沖縄にも津波警報は出ているようだが、大したことはないようだ。ここも海からは相当に近いが、まあ、この高さの予報なら大丈夫だろう。実際、こうテレビに集まっているだけで、誰も逃げる素振りはない。

そう、自分の身には何の危険もない。問題は、両親が住んでいるのが福島浜通り。人事ではあるはずもない。

福島はそこそこ大きいゆえ、大雑把に地域を分ける際に、太平洋岸の「浜通り」、中部の「中通り」、さらに西の「会津地方」に分けられる。天気予報もこれで出されるし、この区分自体は歴史的なもの。それぞれの地域を跨ぐのは、山があって楽ではない。

俺自身は横浜育ち、東京育ち。両親は福島を出て、こちらで生活をしていた。

福島は両親の実家であって、俺は夏休みに爺さん婆さんに会いに行くところ、というイメージの場所。ガキの頃の夏休みの思い出は大体ここだが、方言すらもわからない。年に一月も過ごさない場所ではある。

(続)


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