昔話・キンバリーあたり・その4

よって、打ち変えイベントに参加した以上、それ以上の機械割りが求められる。それをこいつは・・・。

「おい、何してやがる、阿呆が。」

「ビッグ5回目前で空いてたんだよ。何にも座れねぇよりはいいだろうよ。大丈夫、何とかなんだろ。」

一応デブもスペックなんかはわかってはいる。言い分もわからなくはねぇが、こいつが余計なことをしなけりゃ俺が打ち変えられたかも知れんものを・・・。

「迷惑な野郎だ。きっちり出して置けよ。」

「おう、任せとけ。」

俺は店移動。交換率は若干下がるけど、そっちでバーサスの判別をして4以上を掴んで、それなりの収支を出す。さて、ぼちぼち閉店。デブの様子を見に行くか。

・・・。案の定。

「おう。出ねぇ。」

巨体を揺らして笑ってやがる。若干マイナスのようだ。一応乗りではプラスになったか。俺の判別の苦労は吹き飛んだわけだが。

「・・・。イカチェックを楽しめてよかったな。馬場に戻って始めるぞ。罰符はわさび茶漬けわさび大盛りな。もしくはどなん60度一気な。」

「・・・だな。ストレス発散しねぇと。派手にやるか。」

高田馬場の行きつけ「丸八」で、二人で日本酒の八海山純米吟醸を一升瓶で頼んで、それを空ける。周囲の客にちょっかいを出しながら。まわりは大概大学生、もう5年だからな、先輩面だ。

深夜、早稲田通りで奇声を張り上げ、迷惑を撒き散らしながら帰路へ。明日の朝も辛いだろうな。

(終)


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