【九州紀行・53】琉球

旅行記

2軒目「チョロ松」、郷土料理。人気店の様だ。別府名物の鳥天が目当て。が、ホテルのフロントで「この辺のどこの居酒屋でも鳥天は食えますよ」と言われたのに、この店にはない。何故か豚天はある。何でだよ。

御通しはないが一人一品制。値段は安い。名物の「琉球」は食った。簡単に言えば漬けの刺身。今回は勘八だったが、「琉球」に使う刺身は何でも良いそうだ。兎に角、余った刺身を適当にぶち込んで漬けにして、葱や柚子胡椒を乗せて食う。これが結構行ける。

元々は余った刺身を食う為の賄い料理的な物だったようだ。今では名物として、刺身として出せる物をこの食い方にして出していると言う事だが。ちょっと勿体ない。

「琉球」と言う呼び名は諸説あるそうだが、一つは沖縄から伝わった料理、と言う話。こう言う出汁漬けは沖縄にはないんだけどね。でも、適当な刺身をまとめて酢味噌で食うと言うのはあるから、それが日本流に出汁漬けにアレンジされただけと考えれば、元は同じ料理なのかな、とも考えられる。

刺身の酢味噌和えは俺は嫌いなので、寧ろこの「琉球」こそ沖縄で流行って欲しい。これで食えば、あの不味い蜻蛉鮪も何とかなるんじゃないかと。俺は料理はしないから、誰かやってみて。

店員は朝鮮系が多い。どう言う経緯か分からんが、この街は朝鮮人が多いそうだ。南朝鮮=韓国ではなくて、北朝鮮。焼肉や冷麺を売りにする店が多く、その店名の多くが北。言葉も顔も一緒だから、俺らからは北か南かは区別もつかんが、朝鮮半島の連中が多い事は確か。

(続)


鵜戸神宮。岩が面白い。基本的には岩肌は滑らか。

青島。ちょっと離れた駐車場から。ここからはそこそこ歩く。

記紀神話の皇族の像。

別府名物、琉球。旨い。

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