【九州紀行・44】桜島

旅行記

この庭園からは桜島が良く見える。桜島は雄大、この色が良いな。麓を見た事はないから、その内。遠くから眺めた方が綺麗だと思うけどね。山なんて大体そう。ただ、ここからの景色は、目の前に電車が走っていて、架線や電線が邪魔。

後は、茶室、水力発電の跡、歌詠みに使われた流れ(回遊式の流れで、読まれた上の句が流れて来るまでに下の句を作らないとならないらしい)、孟宗竹と言う沖縄から伝わった中国の竹、薩摩切子と言うカットグラスなど。それなりには面白い。

隣の尚古集成館も仙巌園の入場券で入れるので見学。紡績工場跡地のここには明治日本の産業革命を担った様々な道具が展示されている。これを含むこの辺は2015年に世界文化遺産になった。中は撮影禁止だったので写真はない。

眺めてみると、沖縄から齎された物が多い。琉球を通じて外国から得た文化を取り入れる事が出来たのが、幕末に薩摩が雄藩としてのし上がれた原因だ。同様の交易国家だった琉球がのし上がれなかったのは何でだろうなあ。まあ、あれだ、言うまい。

その後、城山へ。西南戦争での西郷隆盛の最期の地。頂上からの市街地と桜島の眺めは素晴らしい。ここからは夜景が良さそうだ。

この山には西郷のでかい像があるが、これは目の前にある土産物屋が勝手に作った偽物。本物の公式的な銅像はこの山の麓にある。これ以外にも、この薩摩は多くの偉人を輩出しているので、大久保利通黒田清隆東郷平八郎など、様々な銅像がある。

時間があればこれらを巡りたかったが。こう言うのに興味があれば、鹿児島市街は散歩が非常に楽しそう。次回はここで数泊して飽きるほどに見てやろうと思う。

(続)


仙巌園。中は結構広い。

庭園と桜島。

桜島は雄大。

茶色の山肌が良い。

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