上に立とうとする人間は、権威主義に陥りがち。それ故、自分を虚飾で塗り固め、大言壮語を吐く羽目になり、出来なかった時の言い訳に追われる。
へらへらゆるーく、ってのが本音なのに、舐められない為にと言う下らない理由だけで、厳しい別の顔を作る。そんなのは疲れるに決まっている。
高校の時の世界史の教師に、教室で絶対に笑わない奴がいた。皆、奴が笑っているのを見た事がない。が、他の教師の話だと、職員室ではそうでもないそうだ。が、生徒が入って来た途端に笑顔をやめる。
これはこれで話としては面白かったが、そいつの授業は糞詰まらなくて、いつも寝ていた。その後に来た、当時新人の鳥越の世界史は圧倒的に面白くて、中高とろくに勉強した事がない俺でも、これは出席していたし、聞いていた。
あの学校では、甘い顔を見せるとすぐに付け上がって授業にならなくなるから、舐められない為に笑わないと言うのはある意味では正しかったのかも知れない。実際、騒いだりする奴はいなかった。皆、寝ていただけだが。
感情の起伏がないと人間面白くない物よ。眠くなるのは必然。それだったら、騒がれて猿の檻の様になった方が幾分かはましかも、などと思ったり。まあ、そこで怒りの感情による躾の出番が来なければならないが。
（続）
離島は大体ネットが設置されていない。
でも、ハブクラゲには遭遇しないな。
多分岩陰に何かいたんだろうな。
潜って一生懸命写真を撮っていたし。
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