【九州紀行・19】太良

旅行記

まずは、なつさんの希望でちょっとだけ長崎方面へ。ミチヲが高校生の頃に隣町の連中と抗争していた場所を見る。こんな何もない平和な所で何をやってやがったんだ。まさに、火のない所に煙を立てて~、だな。

この有明海沿いの道路には、牡蠣小屋や、竹崎蟹などを出す海産物の店は沢山あった。牡蠣のシーズンはもう少し後の様で、まだ営業はしていなかった。

海沿いのこう言う所で、海を眺めながら海産物を色々食い歩くのも良いなあ。でも、酒なしで海産物を食うのも勿体ない。車でないと来られない場所なので、それが残念。

今日の最初の目標は、呼子(よぶこ)。同じ佐賀でも、呼子は日本海に面しているので、ここ有明海側からは遠い。呼子は朝市と烏賊で有名。朝市の時間には間に合わないけど、烏賊の活け造りを味わおう、と言う事で。

途中、道の駅太良(たら)、別名「たらふく館」に寄る。一昨日に寄った、道の駅鹿島、と似た感じ。今にして思えば、ここでもっと土産を買って置くべきだった。ここら辺で栽培している蕎麦や韃靼(だったん)蕎麦とか、気になる物は結構あった。

韃靼ってのは、モンゴル高原辺りに住む民族タタール人の事で、中国名では韃靼。チンギス=ハンの大帝国後に南ロシアに成立したキプチャク=ハン国に始まる、モンゴル系遊牧民によるロシア支配を示す「タタールの軛(くびき)」なんて言葉でも有名。

原産がモンゴル辺りの蕎麦が韃靼蕎麦。食った事はあるが、苦みが強い。提供している店は多くはないが、自販機では「韃靼蕎麦茶」ってのを比較的目にする。

(続)


長崎県境にある、フルーツ型のバス停。

有明海を眺めながらのドライブ。

道の駅太良。

町の名前は太良町。山の名前は多良岳。

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