本題に。受験などで、英語にだけリスニングやスピーキングを課して、現代文はペーパー試験だけで済ます、これはどう考えても片手落ち、いや、それ所じゃないな、本末転倒だ。
だって、英会話、つまり、外国語のプレゼン能力と、日本語の現代語のプレゼン能力、どっちが大事かと問えば、誰でも後者と答えるだろう、日本人ならば。日本語で日本人に対してプレゼンする機会の方が圧倒的に多いのだから。
ところが、試験の現実はむしろ真逆で、例えば大学受験で考えると、早慶などの私立理系の場合、国語の試験すら、ない。英語の試験は課すのに。国立大学の場合でも、センター試験で現代文をテストしている事は多いが、二次試験となると、理系ではまず、現代文の試験自体が、課されない。
現代文の、つまり、日本語の、能力は、理系には必要ない、って事か?でも、理系でも英語の能力は必要?意味が分からん。数学を志す奴は、日本語は出来なくても構わんけど、英語は出来なきゃならん、って事?
医学部なら、尚更、患者とのコミュニケーション、つまり、日本語能力が必要だよなあ?英語の方がどうでもいいわ、どちらかと言えば。この不合理、誰か俺に説明してくれ、頼む。まあ、医学部の場合は、面接がある所が多いから、そこで日本語能力は見ているのかも知れんけど。
以上を見るに、もし英語に置いて英会話の能力を重視するなら、それ以前に、まず日本語で面接をすべき。日本語のコミュニケーション能力をテストすべき。日本語ですらコミュニケーション出来ない奴が、英語だけはぺらぺらに喋れます、こんな事がある筈もなく。
(続)
久米島西側、シンリ浜。
コメント