昨晩の飲みの席での話。
6を6で割ってみようか。6÷6、答えは1っぽい。確認。逆算してみると、1×6、6だね。OK。
逆算、ってのは大丈夫だよな?答えを確かめる為に使う。割り算をして出た答えは掛け算をして確かめる。以下、しつこく見よう。
6を3で割る。6÷3=2。確認。逆算してみると、2×3=6。OK。
6を2で割る。6÷2=3。確認。逆算してみると、3×2=6。OK。
6を1で割る。6÷1=6。確認。逆算してみると、6×1=6。OK。
6を0で割る。6÷0=0?確認。逆算してみると、0×0=6?あれ?
6×0=0、5×0=0、4×0=0、3×0=0、2×0=0、1×0=0、0×0=0、だな?
とすると、6÷0の答えがもし0なら、逆算した時に、0×0=6にならなきゃならないんだけど、どうも、違う。6÷0は、じゃあ、いくつ?
ちょっと分からないので、いきなり0で割るのはやめよう。6÷1まではOK。じゃあ、1をもう少し小さく。
6を0.1で割る。6÷0.1、答えは?
60だな。大丈夫だよな?逆算してみると、60×0.1=6。OK。
6を0.01で割る。6÷0.01、答えは?
600だな。大丈夫だよな?逆算してみると、600×0.01=6。OK。
最初から並べてみよう。
6÷6=1
6÷3=2
6÷2=3
6÷1=6
6÷0.1=60
6÷0.01=600
6÷0=?
割る数が、6、3、2、1、0.1、0.01と小さくなるにつれて、答えはでかくなっているってことが分かる。じゃあ、6÷0はいくつ?
0か?
割る数が小さくなるにつれて答えはどんどんでかくなっているのに、0で割った場合にだけ突然0に、いきなり小さくなる、変じゃない?
逆であるべきだろう。割る数がどんどん0に近付いて小さくなるなら、答えはどんどん大きくなるはず。
6÷0=∞、これっぽくない?
∞、無限大、ってのは知っているよな?
逆算しようか。∞×0=6、のはず。∞が正解ならば。
ところで、5÷0はいくつだろう?
5÷5=1
5÷1=5
5÷0.1=50
5÷0=?
これもさっきの6の場合と同じ臭い。とすると、5÷0=∞か?ってことは、逆算すると、∞×0=5、のはず。
∞×0=6
∞×0=5
あれ?
変な感じはするよね。∞×0って同じ式なのに、答えが違う。∞×0の答えはいくつだよ。これって、答え、何でも良くねえの?ってなる。
今、6を5に変えてみたけど、4でも3でも同じ結果になるだろうね。とすれば、∞×0の答えは、3?4?5?6?多分、決まる訳がないね。
大体、∞、こんな馴染みが薄い記号を日常的に計算に入れたくねえよな?なんか、これ、大変そう。だから、やめよう。
0で割る事は今後禁止。悩むから。宇宙の果てに何があるんだろう?みたいな話。と言う事で、0では割りません。臭い物には蓋をしましょう。
どうしても開けたい奴は勝手にどうぞ。俺もその先は知らんし。数学博士にでも聞いて。
0ってのは難しいんだよ。
(続)
サザンリンクス近く、慶座絶壁。
コメント
昔考えたことがあるんですが、確かに割る数が正の値であれば0に近づくほど解は無限大に寄りますが、割る数が負の値であると0に近づくほど解はマイナス無限大に寄り、矛盾が発生してしまいますので無限大では無かったように記憶しています。
そうそう、書かなかったけど、無限大ではないんだよね。
貼ったリンクのウィキペディアにはそれも書いてある。
こちら。