俺は、左翼は勿論大嫌いだが、極右も民族主義も同様。ある民族が外部からの影響無しに作り上げた文明なぞ、世界中のどこにも無い。文明とは、ヘーゲルが言う、弁証法的発展をしていくものだ。ヘーゲル、嫌いだけど。
国学に代表されるような日本の文化をテーゼ、西欧の文化をアンチテーゼとすれば、現代の日本文化がジンテーゼ、このアウフヘーベンを否定するような思想こそが民族主義だと俺は考えている。
こんなパチンカスが集まる最底辺でこう書いても誰も理解しないだろうから、説明しよう。日本文化と西欧文化と言う、御互いに異質な、相反するものがある。これをテーゼ、アンチテーゼと言う。
テーゼ、ドイツ語で、These、英語でthesis。意味的にはテーマ(独:Thema、英:theme)と大体同じ。主題、命題の意味。残酷な天使のテーゼ、のテーゼよ。アスカはドイツ人なので、テーゼなんだろうね。英語の発音は「シーシス」。
因みに、ドイツ語の名詞は大文字で始まるので、上記の通り。こちらも読んでみて。英語では普通に小文字。日本語の「テーマ」はドイツ語からだね。英語の発音は「シーム」。テーゼ、日本語では「正」と訳される。
この逆がアンチテーゼ。anti-ってのは「逆の」って意味の接頭辞(単語の最初につく奴)。普通に日本語にもなっているよね、「アンチ」って。アンチ巨人ってのは、巨人が大嫌いな人のこと。日本語にすれば「反」。
(続)
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