例えば、石垣、宮古に対しての沖縄本島の行動は、基本的に「植民」だ。それぞれの島の独自性を否定して、沖縄本島の植民地とした。宮古の人頭税石、与那国の久部良バリ伝説、などの過酷な税負担も、その一つ。
戦後の、沖縄在住の奄美出身者に対しての迫害も似たようなものだ。これは、敗戦後、奄美から沖縄への移民が起きて、移民される側に回ったことに対する結果。それまでは植民するだけで、される側ではなかった。
だが、される側に回った、その初体験から、このような反発が起きた。特に、沖縄本島の人間は周辺離島の人間を下に見る傾向があり(これは現在でも)、それが迫害に繋がったと考えられる。
こう考えると、日本が沖縄にやったこと、つまり琉球処分、と、沖縄が周辺離島にやったことの間に、さほど違いを見出すことは出来ない。そういう面で、沖縄は被害者だけでなく、加害者としての一面も持っている。
太平洋戦争に置いても、その犠牲となった地が沖縄、とされるが、本当にそれで良いのか。その当時沖縄は紛れも無く日本領であり、沖縄人も日本人であり、共にアメリカと戦った。
無論、個人レベルでは「そんな協力はしたくない」と言う奴もいただろう。だが、それはアメリカにおいても同じこと。どの国でも、国の政策に反抗する奴は多少なりともいる。現在の、辺野古に屯している糞みたいな連中のことだな。
(続)
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