一次産業が一番

旧コラム

努力は買う、の続き。

将棋がコンピューターの開発に一役買っているってのは知っているけど、それも最近の話。昔から、これで食っている奴がいる。たかがゲームなのにな。でも、その頂点まで登り詰めた、その努力だけは認めるべきだろう。

同様に、俺は野球が好きだから見るけど、イチローがいくらヒットを打とうが俺の人生は何も変わりはしない。彼によって俺は生かされてはいない。恩は当然ないから、尊敬も何もない。でも、努力は凄いね、ってだけ。

つまり、将棋や野球に限らず、スポーツ全般、ゲーム全て、演劇も芸能も、全て同じこと。これらに興味がない奴にはどうでも良い話なわけだし、その頂点にいる奴でも、興味がない奴からすれば、その辺の一般人と同じ。

成功者だからと言って、別に、偉くはない。芸能人なんかにはその辺が鼻につく奴が多い気がするね。有名な役者だろうが、テレビを見ない俺からすれば「誰、お前?」で終わる。その延長に、パチもスロもある。

もう少し詳しく。こういう観点から見ると、世の中には下らない職業が溢れ返っている。人間は食えることがまず一番大事なので、農業などの一次産業こそが最重要で、それ以外は全てろくでもない職業、ということだ。

農業、漁業など、食い物を提供してくれる職業が一番偉い。彼らがいなければ人間は生きていけないのだから。絶対に必要な職業というのはこれだけ。衣服や住居は、極論をすれば、ないならないでもなんとかなるもの。

(続)

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