蒸留酒に糖分はない、の続き。
だが、酒を飲めばつまみを食うから、結果的にどの酒を飲んでいても太りやすことには変わりはない。特に酔って来ると満腹中枢が機能しなくなるようで、食い過ぎてしまうことも多い。締めのラーメンなんかはそのせいだ。
焼酎が他の酒と違って糖分がないことは確かではあるが、だからと言ってがぶがぶ飲んでいると、結果的に食ってしまって太る、ということだ。
糖分はないのだが、黒糖焼酎を飲めばわかるが、甘い味はする。これは香りによる錯覚だ。糖分の多い食べ物の香りを人間は記憶していて、それと同じ香りを感じると、糖分がないのに、甘いと錯覚してしまう。
他の乙類焼酎(1回だけ蒸留したもの)も全て、その原料の香りが残っているから、芋、米、麦、紫蘇、蕎麦などの味わいが感じられる。鼻をつまんで飲めばそれらは感じられない。
餓鬼の頃に嫌いな食い物を鼻をつまんで食ったりしたことはないだろうか。あれも、香りをシャットアウトすることで嫌いな味を軽減できるからだ。
バニラの香りで甘いと感じる、これは間違いなくアイスのイメージのせいだ。バニラビーンズ自体は味がしないらしい。砂糖水に苺のフレーバーで苺味、メロンのフレーバーでメロン味。かき氷などはこれ。
(続)
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