前の続き。
また、この島にあるものは石一つでも持ち出し禁止になっている。持ち出すと祟りがあるそうだ。そんなことを言われると、持って帰っても平穏無事であることを証明してやりたい気分にもなるが、まあ、ルールだし、それも守るよ。
因みに、久高島は神の島なので、土地は全て共有地。つまり、私有地はないんだと。だから、自分の土地を大資本に売って勝手にホテルを建てるとかはできない。なので、この島の風景は今後も残されるだろう。
ただ、人口は現在200人程度。どんどん過疎化は進んでいるようなので、今ある集落や伝統的な儀式などは消える可能性は高いだろう。その時どうするか。観光地化して島を開発するか、黙って滅ぶのを待つか、難しいね。
さて、旅の続き。船を下りて、ウメ家と合流するまでの間、歩いて近くの浜へ行くことに。港から10分もかからないかな、島の東側、ピザ浜に到着。別に食い物のピザとは関係ないと思われる。こっちの方言だろう。
かなり遠浅だな。でも、リーフの切れ目まではそこまでの距離ではないか。さて、早速水着に着替えて泳ぐ。浅いので、あまり魚はいない。コバルトスズメ、ツノダシ、チョウチョウウオなどは見られたが、多くはない。
この時はまだ干潮の時間前だったから、干潮になったら泳げないだろうな。ラッシュガードを着て泳いでいたら乳首が痛くなってきた。他の連中は笑っていたが、これ、良くあることなんだぞ。
(続)
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