前の続き。
「構造」という意味が不明確なんだよね。現代思想の代表的なものがこの「構造主義」、現在では「ポスト構造主義」もあるが、どちらにしても、「構造」の意味を「わからない」で済ませるわけにもいかないかな、と思って。
これ以前の哲学、「実存主義」はわりと簡単。サルトルの思考はわかりやすい。だから一般大衆にも受けたんだろう。だが、「構造主義」の創始者、人類学者レヴィ=ストロースのは、いまいちピンと来ない。
とりあえず、レヴィ=ストロース本人の著作でも読んでみようか。ってことで、アマゾンで本を買うかと思って調べたのだが、結構高い。1冊5000円したり。どんな本かもわからんし、ジュンク堂へ行って立ち読みしよう。
ジュンク堂、品揃えが良いね。立ち読みどころか座り読みまで推奨している本屋。さすがに漫画は立ち読みできないが。丸善に吸収されたようだけど、この営業形態、そのまま残って欲しい。
代表作『野生の思考』を手に取りぺらぺらとめくってみたが、これは頭が痛くなる。難解極まりない。レヴィ=ストロースは他の構造主義の学者に比べて明晰でわかりやすいとか聞いたが、どこがだよ、これ。
つーか、他の奴は一体どんな文を書いているんだ。それに、この本には数学的思考もかなりある。3度読んでも全てを理解することはできないだろう。ちょっと学者、甘く見てたな。これはきつい。
(続)
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