前の続き。
ヒトラーから、歴史から、目を背けているだけだ。臭いものに蓋をしているだけ。まずは直視しないと、その先へ進むことができない。『我が闘争』を発禁にしてどうする?焚書坑儒に効果があったか?
むしろ、それをよく読んで、何がどこで間違ったのかの研究を熱心に行うべきなんじゃないのか?過去の戦争の歴史を現在の平和に生かしたいならば、ここを研究しないと。なぜヒトラーが人気を得てしまったのか。
つまり、歴史については、いろんな意見があって自由に表現できる、そして自由闊達に議論できる、これが一番大事。そこを規制するようなことはあってはならん、ということだ。
そしてもう一つ、所詮は人が主観で描いたものでしかない歴史を、どう受け止めるかも大事。一つの意見に流されない大人の目が必要、ということだ。
ドラマや報道を一方的に受け止めて、それで善悪の価値観を持つようでは三下よ。大河ドラマ、見るのは勝手だが、それで信長最高!なんてなってはならんよ、ということ。同時に、太平洋戦争は悪だった、でも駄目。
今、諸君の眼前には便利な箱があるだろう?薄っぺらい板を手にしているのかもしれないな。それを使いこなさないとね。ネットの海には様々な情報がある。これらを総合していくことで客観的な思考に近づけるのではないか、ということ。
途中、戦争を経験してみたいと言ったが、今時戦争も古臭い。代わりに、俺は剣をペンに持ち替えて精神的高揚感を持ちたいな、と考えている。その為にも、俺も思考を毎日研鑽して積み重ねないといかんな。諸君も、ね。
(終)
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