いつも通り、記憶はない

旧コラム

前の続き。

ミチヲにはこの場がストレスだったかも知れんが、まあ自業自得ってことよ。こいつは他にいつでも発散できるしな。話を聞いてやばいと思ったのか、部屋に隠れていたが。

女の一生というのは、「幼にしては父兄に従い、嫁しては夫に従い、夫死しては子に従う」などと仏教では言われるが、さすがに現代でこれはまずいだろう。女にも自由に生きる権利はある。

俺は反フェミニストで、女の社会進出なぞ基本的には不要と思っている口だが、それでもこの言葉はやり過ぎだ。こんな社会で溜まったストレスを解消する為にも、こういう場が多少なりとも役に立てば良いと思っている。

子供も結構遅くまで起きていたか。結構攻撃的だったが、利口。性格もそれぞれで面白い。なつさんはプロレス係で大変そうだったが、さすがに扱いが慣れているね。

最後はいつも通り記憶にないな。気付いたら朝。なんで、何を話したか詳細は覚えていない。まあ大丈夫だろう。部屋はガラスの部分が多くて見晴らしが良いのだが、その分日が出ると、光が当たって暑い。そのせいで早くに目覚めた。

5月10日日曜。宿は11時チェックアウトだが、その後時間がある。せっかく読谷まで来ているんだし、どっかに寄って帰ろうか。起きてから、どこに行くか考える。近くだと「むら咲むら」か。ウメ家は所用で帰ったので、残りで。

(続)

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