浅瀬の生物

旧コラム

読谷ビーチパーリー、の続き。

あるはずもないユートピアを求めてこんな日本の果てまで逃亡して来た野郎共、そんなのに嫁いでしまった見る目のない哀れなる女性、艱難辛苦を宿命づけられた忌み子とで、乾杯。

さて、ちょうど干潮の時間だったようで、水はだいぶ引いている。浅瀬で生き物を観察してきますか。ちょっと見た感じ、熱帯魚はそう多くはないが、それなりにはいた。

コバルトスズメ、鮮やかに青い小さい奴ね、が多いかな。ミノカサゴもいた。こいつは積極的に攻撃はしてこないが、毒を持っているので触っては駄目。襲われないとわかっているからなのか、悠然と泳いでいる。近付いても逃げない。

ウツボもいた。こいつは噛まれると危ないので近寄らない。アンボイナガイも。こいつは猛毒なので絶対に覚えておくべき。基本的には、知らない貝には触らないことだ。

他には、ツノダシなどの鮮やかな色の熱帯魚がそこそこ。後は沖縄の浅瀬の海でよく見るナガウニ、ガンガゼ、でっかいナマコ、様々なヒトデ、シャコガイなど。

ナガウニはよく動くので面白い。想像するよりも速いスピードで移動する。こいつをひっくり返して観察するのもいいね。元に戻ろうとして棘がうねうねと動く。小さいウニで食用には向かないとか。

(続)

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