千葉からこちらに移住して来たバシから貰った落花生をつまみに飲んでいる。千葉と言えば落花生、日本の生産の8割近くが千葉県。中でも八街市は有名だ。読み方からしてややこしいな。「やちまた」だ。
「街」は「ちまた」とも読む。一般的に、「ちまた」は「巷」と書くが、岐、衢、街とも書く。道の交差する場所を「ちまた」と呼ぶ。それが転じて、世間、街、という意味になっている。
で、八街市は地名でも有名。「八街へ123番地」なんてのがある。へ?「八街は123番地」も。は?
これは、平仮名の「へ」「は」だ。八街市には「いろはにほへ」まで、平仮名の地名がある。平仮名の、こういう一文字の地名は、千葉県にしかないようだ。片仮名の方は石川県にもあるよう。
現在、落花生の生産量1位は八街市だが、千葉市もかなり作っていて、年度によっては逆転されることもある。ただ、国内総生産の量の8倍を輸入してもいるので、流通している落花生の多くは千葉のものではない。
八街産はブランドにもなっているので、はっきり表示されているだろう。落花生、英語ではピーナッツで、同じもの。八街産の多くは鞘入りで、いわゆる落花生としての形状で売られている。
世界1位の生産国は中国で、輸入物の多くは、バターピーナッツとして使われているようだ。他に、ピーナッツバターにも。名前、ひっくり返しただけだが、全然別物。ややこしいね。
この和名の、落花生という名前だが、生育の仕方から。花が咲いた後、付け根の辺りから茎が伸びて、それが地面に潜り込み、地面の中でこの落花生が育つ。落ちた花の下で生まれる豆ってことか。地中で育つとは知らなかった。
(続)
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