佐和田の浜、の続き。
橋を渡って下地島、空港脇へ。この辺りには魚垣、これで「ながき」と読むのだが、案内板には違う読みも書いてあったような、で、昔の漁法の跡がある。
簡単に言うと、浅瀬に石垣を積んで、外海への出口を一箇所に誘導する。満潮時は石垣も海に沈むので、これを越えて魚が奥まで入ってくるが、水が引くと、この石垣が邪魔になって、その出口へ行くしかなくなる。
そこに網を張って一網打尽、という仕組みだ。こんなうまく行くか?と思うが、潮溜まりに取り残されているハリセンボンとか見たことあるし、こっちの想像以上に魚も間抜けなのかもな。
この先、空港の先端、誘導灯の辺りは絶景。空港ができたせいで、潮の流れが変わって砂が溜まってこうなったのか知らんが、そんな理屈はどうでも良くなる色をしている。
皆、路上駐車して見ているのだが、この空港、使われていないんだし、駐車場として解放してくれ。多分、泳いでも、砂地ばかりで珊瑚や魚はあまりいないから、眺めるのがベスト。
時折日差しが覗く曇り空だったが、それでも凄い。晴れていれば、もう死んでもいいかな、と思ったかも知れない。曇っていたのは、まだ寿命が残っている、ってことだと考えておこう。
後ろ髪を引かれる思いで、先へ。伊良部島、下地島、小さい割りに見るべきスポットは多い。海が素晴らしいからだが、地形の変化も面白い。
(続)
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