西の果ての政治問題

旧コラム

与那国の闇、の続き。

勝手な妄想はこの辺でw。島の人が一人多く勘違いしているのは、多分、町長を含めているからだと思われる。町長と町議会議員、まとめて、「お偉いさん」ぐらいの認識をしているのかと。

それに、町長選挙、昨年あったみたいだし。その残像というか、影響が今も残っていて、今回の選挙についても、人数を誤解しているのではないか、と。

そもそも、選挙自体が、こういう田舎では珍しい。そこは事前に話がついていて、無投票で丸く収まるのが普通。だが、今回の選挙にしても、一人だけ落選する、って選挙だし、町全体がなあなあで済まなくなっている。

なぜ、この最果ての町で、政治問題があるのか。ニュースを見ていれば皆知っているだろう。自衛隊の基地だ。陸上自衛隊のレーダー基地が現在建設中。これを巡って、様々な思惑が乱れ飛んでいる。

元々、国境の島である与那国、その立地から、政治は避けて通れない話でもある。国々の摩擦の最前線なのだから。今までは、対岸の国、台湾、これは親日国なので特に問題は起きなかった。

だが、中国の増長、尖閣への侵犯、もはや看過はできない。残念ながら、台湾ですら、尖閣については領有権を主張している。こういう時代において、国境の島が無防備というのは有り得ない。

現在の与那国、警察署すらない。派出所が2箇所、2人の警官。島を守るのは2丁の拳銃、12発の銃弾。こんな状況がそもそもおかしかったと言える。

(続)

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