海と山

管巻き

前の文で乱れた心を落ち着つかせる様な話にしよう。今の所は山が目の前なんで、これもまた面白い。夜は虫の音、朝は鳥の声。海の近くとはまた別の味わい。

っても、深夜は静かで良いけど、朝も6時を過ぎれば結構交通量が増えて来て、車の音で煩い。なんで、全然、自然の中、って雰囲気ではない。

鳥は海岸近くでも朝から煩いし、聞き慣れてはいる。何か特徴的な鳴き声の奴がいて、そいつが一番早くから鳴く。いつも聞いていると、良い物とは思わんな。ただ、うるせー、って感じ。こんなの、たまに味わうから良いのであってね。

都会育ちの人間が高層ビル街に感動しないのと同様、田舎育ちの人間も虫の音に趣は感じないだろう。結局、慣れの問題、ない物ねだり、隣の芝生は青いってだけ。

こっちに来て、この海も見慣れて来ると、大して出掛けなくなる。波の上程度でも美しいと思った物だがなあ。いや、東京湾と比べりゃ段違いだけど、こっちに住んでいて波の上で泳ごうと思う奴はいまい。そんなもんだよね。

離島の海を知れば、本島の海では満足出来なくなってしまうし。だから結論は、飽きが来ない様に自分で工夫する事。転々とするのが一番なのかもね。車上生活ではそれが楽しかったってのもある。

定期的に離島なんかに行って見るべきだな。


古座間味ビーチには干潮時が良い。魚は沢山いた。

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