ゴキちゃんは、路上で良く見るのが東京との違いかも。飲みに出掛ける時の夏の夜に、那覇の道を歩いていると、結構な頻度でちょろちょろしている。別に害はないから良いけどね。ただ、追っ掛けて遊んで追い詰めると、飛ぶんで、注意。こっちに向かって来る事もあるよ。知らないと、かなりびびる。
別に、人間に追っ掛けられて怒って、攻撃する為にこちらに向かって飛んで来るんじゃなくて、奴ら、やっぱり飛ぶのは、走るのに比べて得意ではない様で、制御が利かない感じ。飛び方が、不格好と言うか、一応は飛べますけど、どこに行くか分かりません、みたいな。ふらふらしていて、逃げたいのに、間違ってそっちに行っちゃった、って感じで向かって来る。
まあ、向かって飛んで来られた方がこちらとしては勘弁なので、ゴキブリ側から見れば、それが正解の飛び方ではあるのだが。自分の体にゴキブリが止まったら、町中に響き渡る金切り声を上げて失神する女とかいそう。
別に、奴ら、噛んだり刺したりはしないんだから、そんなに恐怖を感じる様な生物じゃないんだけどね。ちょっと不潔、ってぐらい。雀蜂の恐怖とは訳が違う。俺はそこまでの嫌悪感はない。
餓鬼の頃、深夜に外に行って、明かりがなくて見えないから、クワガタと間違って採取して(間違うくらいだから、結構大型のゴキ)、翌朝、ベランダに置いてあった篭の中を見た母ちゃんに激怒された事がある。
沖縄のゴキちゃんの話に戻そう。普段、都市部とか家の中で見る奴は、別にそこまで大きくない。大きめの奴が多いとは思うけど。ただ、やっぱり日本最大のゴキちゃんはここ沖縄にいて、八重山斑蜚蠊(ヤエヤママダラゴキブリ)。
やっぱ沖縄って糞だわ、とか言わんでくれ。大丈夫、こいつらは石垣などの八重山諸島だけだし、しかも、自然の中にいるから。人家には出ないって事なので、安心。水辺にいるらしい。泳げるんだと。こうなると、源五郎(ゲンゴロウ)と区別が付きづらくなって、間違えて捕まえてしまうかも知れんが。
(続)
次回はこっちに泊まってみたい。
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