monophonic「モノフォニック」⇔stereophonic「ステレオフォニック」
monaural「モノラル」⇔binaural「バイノーラル」
以上の対立関係の、上の方は、今説明した。stereophonicは、左右別々の音を2つのマイクで拾い、左右それぞれのスピーカーから独立して音を出す事で、臨場感が表現出来る。だからこそ、stereophonicで「立体的な音の」と呼んでいる。
じゃあ、下の方は何なのか。まず、monophonicとmonauralの違いから。前者が一つのスピーカーで音を出して両耳で聞くのに対し、後者は一つのイヤフォンで片耳で聞く。スピーカーから出る音は両耳で聞くけど、イヤフォンなら片耳で聞く。本当に微妙な違いだね。だから、monophonicを「モノラル」と呼ぶのは、厳密には違うけれども、差し支えない。
さて、binaural「バイノーラル」。余り耳にした事はないかも知れんな。でも、ここまで見たら、もう分かるだろう。
monophonic「モノフォニック」:1つのマイクで録音、1つのスピーカーで再生。
⇔stereophonic「ステレオフォニック」:2つのマイクで録音、2つのスピーカーで再生。
monaural「モノラル」:1つのマイクで録音、1つのイヤフォンで再生。
⇔binaural「バイノーラル」:2つのマイクで録音、2つのイヤフォンで再生。
となる。ただ、バイノーラルは、極力臨場感を出す為に、もう少し凝っている。まず、マネキンの頭を用意する。そして、音源に対してこれを置き、左耳、右耳、それぞれの位置にマイクをセットして録音、これをそれぞれのイヤフォンで再生、って訳。
人間が、例えばライブ会場で聞くのと同じ様に、実際に近い形で録音しているから、その分、臨場感も増す。とは言え、現実には体から骨を伝わって来る音もあるので、完璧に同じとはならないけど。
バイノーラルは最新の技術だね。ん?音痴で音楽もろくに聞かない野郎が何でこんな事を知っているか?そりゃあね、パチ屋の騒音対策の為に、イヤフォンの事は沢山調べたから。如何にあの糞煩い周囲の騒音を消して、クリアな音を得られるか、今でも追求し続けている。だから、この分野は詳しいよ。
薄汚い身なりで打っていても、使っているイヤフォンは、イヤフォン単品で1万5千もする高級品なんだぜ。高品質なノイズキャンセリング機能を求めると、最低限これくらいにはなる。高いと4万超えたりするし。更に、イヤーチップも3段フランジにして遮音性をアップさせたり、ここにはかなり力を傾けている。この稼業では、騒音対策は非常に大事だからな。
(続)
久米島、ミーフガー。波が荒い。
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