前の続き。
ついでに。2の4乗はいくつよ?2⁴、とも書くな。~乗ってのは、その数だけ同じ数字を掛ける。2の4乗ってのは、2を4回掛けましょう、って事だ。
2⁴=2×2×2×2=16
2³=2×2×2=8
2²=2×2=4
じゃあ、2の1乗は?
2⁴=2×2×2×2=16
2³=2×2×2=8
2²=2×2=4
2¹=2×?=2?
右肩の数字が4→3→2と下がって行くにつれて、答えが16→8→4と1/2ずつになっているんだから、2¹=2で良さそうだ。
じゃあ、2の0乗は?
2⁴=2×2×2×2=16
2³=2×2×2=8
2²=2×2=4
2¹=2×?=2
2⁰=?
右肩の数字が4→3→2→1と下がって行くにつれて、答えは1/2ずつになっているっぽい。じゃあ、2¹=2を1/2にしたら良いな。
2⁰=1
なんか、騙された感じはある。2を0乗すると1。2を0個掛けると1?変な感じ。直感的には0の様な気がしてしまう。でも、上の様に並べると、1。もう一回並べる。
2⁴=2×2×2×2=16
2³=2×2×2=8
2²=2×2=4
2¹=2×?=2
2⁰=1
ところでさ、2¹の式、何か嫌な感じ。2×?、って何だ。こんな式はルール違反だろう。この?って、具体的な数字だったらいくつ?
1だな。じゃあ、こうしたら?
2⁰=1=1
2¹=1×2=2
2²=1×2×2=4
2³=1×2×2×2=8
2⁴=1×2×2×2×2=16
綺麗になった。つまり、まずは2の0乗を1と決める。そして、次の様に。
2の0乗は、1に2を0回掛ける。
2の1乗は、1に2を1回掛ける。
2の2乗は、1に2を2回掛ける。
2の3乗は、1に2を3回掛ける。
2の4乗は、1に2を4回掛ける。
3でも同じようにやってみるか。
3⁴=1×3×3×3×3=81
3³=1×3×3×3×=27
3²=1×3×3=9
3¹=1×3=3
3⁰=1
ちゃんと、右肩が4→3→2→1→0の順で、答えは1/3ずつになるし、綺麗。
で、2⁰=1だったし、3⁰=1。4⁰は?1⁰は?
多分、1、だな。ってことは、0乗は常に1、だろう。
どんな数字も0乗は1!終わり!こんなことをいちいち考えるのは面倒だから、もうルールとして覚えて置けば良いね。数学ってのはそんなもんよ。
もう少し。-1乗したら、どうよ?-2乗したら、どうよ?
2⁴=16
2³=8
2²=4
2¹=2
2⁰=1
2⁻¹=?
2⁻²=?
右肩の数字が1つ減る度に、答えは1/2になっているんだから、予測付くな。
2⁻¹=1/2=0.5
2⁻²=1/4=0.25
3⁻¹=1/3=0.3333….
3⁻²=1/9=0.1111….
だいぶ見えて来た。2の0.5乗は?3の0.5乗は?それぞれ、√2、√3だけど、ぼちぼち厳しいだろう。この辺でやめ。
最後、0⁰は?
取り敢えずは、1にしておこう。面倒だし。こちらは議論があるそうなのだが、俺の知った事ではない。
(終)
慶座絶壁。滝がある所。
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