失敗談・4

管巻き

それを率直に書き記す事こそが一番のこの世への貢献だろう。成功談に学ぶ所なんてねえからな、失敗談こそが一番役に立つ。そして、一番受ける、人の失敗は外から見て一番楽しい。

そんな話を提供したいとはずっと考えているので、それを面白おかしく書く手段を模索中。これが結構難しいんだよね、文学って糞みたいな物だなと思っていたけど、実際にやって見ようと思うと結構大変だったり。

これだけ文を書いている以上は俺も文学の世界の端くれにいる筈だから、もうちょっと高みを目指して見たいな、なんて思う次第。

そして、人の失敗談も、それなりに人間関係があれば、聞く事も多いので、こう言うのも自分の物にしてやろうって気概だけは、以前から持っている。要は、ぱくるんだけど。

こう考えると、今迄の人生も無駄だとは思えなくなるので御勧め。人生を振り返れば無駄だったとしか思えなくなるのが通常だけれども、この酷い人生がどこかの人の役にも立つのかもと考えられるだけで十分だ。

人の失敗を糧にしながら、そして自分の失敗を曝け出して、これが元々の文学の意味なんだろうなって。人を踏み台にして、そして自分も踏み台になる事を目指して。俺も最低限踏み台になれれば。(終)

粟国島の聖地。

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