だからこそ、近くのでかいパチ屋は大繁盛。あの仕事をした金で、ちょっとしたはした金を稼ぐ事を夢見て、そしてその夢と共にその労働の対価を吸い取られる、そして又明日から単純作業、このどうしようもない遣り切れなさ。
ぼろいパチ屋は逆に閑古鳥だが、シングルマザーであろう若い姉ちゃんが毎日必死になって大花火でびたびたやっていた。大分上手かったな。で、3~4才位の子供は店内を走り回っている。
こんな環境だからか、全く喋らない。この年令だし、喋れない訳はないと思うのだが。俺が、この当時でも大分古い台であるフィーバールーセントを打っていた時に、近くに来たので話し掛けて見たが、全く。
まあ、毎日こんな環境で生きていて、話をする時間も殆どないだろうから、そりゃこうなっちまうわな。母ちゃんが13時間打ってんだから。会話の時間なんてある筈も無く。
ぼろいがらがらのパチ屋で古い台を打っているのは楽しかったけどね。そこそこ釘が良くて、1週間位かな、抜けた。まあ、閉まってしまったら後はもう開く事はなかったが。
スロにも多少は設定が入っている様で、その後も偶に使った。入っているからこそ、この母ちゃんも毎日打てるんだろうけど。そこ迄儲かるって程でもなかった。
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