それぞれの、物語・4

偶にこうやって1対1で向き合うと、余りにも自分が相手を知らなかったのだと気付かされたりする。自分が描いていた相手の像と余りにも違って、びびる。

どちらかと言うと下方修正だけどね、こんな餓鬼見たいな考えなんかよ、って思うんだけど、それもそれで可愛らしいな、若さってのは現実を見ない事だとも思うし。そんな枠に嵌ったら何も新しい事は生み出せない。

老人は現実の厳しさを、その経験上、なるべく伝える様に努力すべきだろうし、若者はそれを打ち破る様に思うが侭に動くべきだ。ここには常に対立があって然るべき。

只拡大すれば満足では、全くないな、そんなん、幾らでも他がやっている、俺は俺で始めた理念があるし、そこを曲げるならばこんな稼業に何の意味もないし、それで儲からんでも零細でも何の後悔もない。

いや、拡大はするよ、でも俺の目が届かなくなる様なのは駄目だな、全てに俺が関わる、まだまだ余裕あるしね、時間的に大分、だから、それぞれの物語に、関わる、wetに。

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