水納島

旧コラム

前の続き。

昔は水産業が中心だったが、現在は牧畜が営まれており、島に牛が放牧されている。島は他の離島と比べて一回り大きな環礁に囲まれていて、2008年には40頭の海豚が迷い込んで座礁して死亡した。

定期船はなく、島に行くには、往復3万円を払って多良間島からチャーター船で15分掛けて行くか、1万2千円のツアーで日帰りか、しかない。一応宿泊は、コテージで一泊一人3000円で可能。ただし、食材、水は自分で用意する。

さすがにこの条件では行く気がしないので、今回はパス。大人数で泊まり掛けのサバイバル的ビーチパーリーならば有りかも知れない。明かりは周囲にほぼ無いから、夜空は美しいだろう。

さて、雨は降ったり止んだりの天気だが、時間はたっぷりあるので、まずは適当に多良間島を一周してみよう。島の西側の空港から時計回りに回ってみる。北上してすぐ、歩道で木の芽を食っている山羊を発見。たくさんいる。

一応歩道脇に柵があって、そこで放牧されているようだったが、子供はその柵を抜けることが出来るようで、路上に出て来ている。この島の名産品なので、肉牛ならぬ肉山羊だね。君の親ももうすぐ…。

近くには鷺もいた。この島では鷺は頻繁に見たが、人馴れしているのか、近付いてもすぐには逃げない。この島には様々な種の鷺が、渡り鳥としても留鳥としてもいて、繁殖地もある。

(続)

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