和食が落ち着く

旧コラム

前の続き。

こういう目立たない立地なのに何年も営業を続けているということは、良い店であるから常連客がいてやっていけるということなので。こういう観点で店を洗い直してみると、良さそうなところが実はかなり多いことに気付いた。

ただ、こういう店はどこも終了時間が早めだな。24時以降営業しているところは少ない。とりあえず、今後は早い時間の1軒目、2軒目でこれらを開拓しよう。その方が料理もちゃんと味わえるからな、泥酔する前に。

4軒目「菜彩」、ここも最近見つけた久茂地の小料理屋で良い店。この日は混雑していて店員も忙しそうだった。前回ボトルを入れたのでそれを飲んで、銀杏などの和食をつまむ。

やっぱり俺は日本人だな。沖縄料理も中華もイタリアンもフレンチもジャンクフードも、どれも良さは認めるけれど、そればっかりはきつい。和食が一番落ち着くし飽きない。味覚は早期に形作られてなかなか変化しないものなのだろう。

ここで隣の客とわいわいやっていた覚えはあるが、ちょっと最後の方の記憶が薄い。後に訪問して聞いた話だが、なかなか酷かったようだ。ま、いいや、酒の失敗は全て忘れることにしているので。

泥酔して我を忘れている俺は俺じゃないから。我ながら酷い言い訳だ。この後、松山のSに行ったようだが、記憶はないので後日女から聞いたら、そちらでも呆れられた。

(終)

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