努力が結果につながる理

旧コラム

仕事は能動で、の続き。

この稼業には他にもメリットがある。世の中には努力が結果につながらない理不尽はいくらでもあるが、この稼業にはそれがない。普通の職では、頑張っても評価されないことはいくらでもある。会社の昇進なんかはそうだ。

実力通りに昇進するならば、無能な上司などこの世に存在しない。力がある奴が上司、ない奴が部下、と自動的に決まるのだから。もしこのような完全実力主義なら、部下から見ればどんな上司も有能だ。だが、現実はそうでもない。

最近ニュースを賑わしているデザイン業界なんかも、コネでがちがちの世界だ。そもそも、就職活動からしてコネが占める部分はでかい。大学入試だって裏口なぞ良く聞く話。

それどころか、司法試験までコネと判明する始末。問題漏洩とか、腐ってるね、この社会。これに限らず、医師国家試験での漏洩なんかもしばしばニュースになる。大きく稼げる職なんざ、全てコネと思っても良いぐらいだ。

つまり、一般的な社会では、努力しても報われないことは多々あるし、努力していない奴がさくさく出世することもある。これはどうやっても避けられない。人間同士のつながりが社会の根幹だから。つまり、コネがものを言う。

だが、現時点でのこの俺の稼業にそういうものはない。店長とコネがあれば稼ぐのは少しは楽になるかもしれないが、店がそんなことばっかりやっていれば、いずれ他の客にもばれて問題になるしね。桜だ何だと騒がれて客が飛ぶ。

(続)

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