ホノホシ海岸

旧コラム

島の南東、の続き。

尖った石は本当に一つもない。この荒波が石を丸くしている原因で、波が寄せては返す度、この石が転がる。その音が心地良い。波の大小によっても音が様々に変わる。

この日は激しい荒波だったが、穏やかな日もあるだろうから、時々によって音の違いも生じる。別な日に来てそれを聞いても面白いだろう。飽きないね。時間があればここでもっとだらだらしていても良かった。

海岸はそこそこ広く、激しい波飛沫が宙に舞って周囲は霧になっていた。ここの海岸のすぐ先は急激に深くなっているらしく、跳ねる海豚が見られることもあるとか。

ぼちぼち時間だし、帰るか。南部の古仁屋と名瀬間は車で50分ほど。58号線のバイパスが2015年3月に開通した御陰でだいぶ早くなったようだ。今までは峠を越えるしかなかった。

このバイパスにある網野子トンネルが長いこと。4243m。日本にはもっと長いトンネルはたくさんあるが、島嶼部では最長。古仁屋名瀬間はこの他、新和瀬トンネル2435m、三太郎トンネル2027m、他にも短いトンネルが多数ある。

信号もほとんどなく、暗いし、凄く単調で、うとうとしてくるから注意。途中に見るべきところはあったのだが、これは明日以降にしようということでスルー。黒糖焼酎が俺を待っているからね。

(続)

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