日本と南国の混在

旧コラム

前の続き。

車はほとんど走っていないので、快適ではある。二車線を使ってアウトインアウトで楽しむ。こういうライン取り、楽しいよな。F1やラリーは高校の時に好きでよく見ていた。

途中に見た大和村の展望台は眺めが良い。日本と南国の混ざった風景。同じ海でも、この島の風景は実に多様性がある。そして人がいない。観光地ではあるはずなのだが、どこの展望台へ行っても人と会うか会わないかぐらい。

都会の雑踏が嫌で東京を捨てて来た俺としては、この島は実に魅力的だ。昨晩までの繁華街でも、国際通りのような人はいないし、店内もぎゅうぎゅう詰めになるようなこともなかった。

だが、ただの田舎ではなく、中心部は適度に栄えてはいて、ちょっと足を延ばせば自然の景色が素晴らしい。相反するこの二つのバランスが非常に良く、そこに強い魅力を感じた。観光地化され過ぎている沖縄などよりも遥かにね。

国直海岸に寄る。誰もいない。でも、宿は2軒あった。こんな小さな何もない集落のビーチ沿いでのんびりするのも良い休暇だろうな。停まっていた軽トラのライトがつきっぱなしで、窓も開いていたので、消しておいた。

すぐ近くで作業をしていたようで、本人も思い当ったのか、礼を言われた。礼も言わない糞がどれほどいることか、あの島には。日本はいいわ。奄美はトンネルが非常に多いので、ライトの消し忘れは良く起こる、注意だ。

(続)

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