日本の鼬科

旧コラム

鼬、の続き。

普段は猫背だから気付かないけどね。特に雄は無茶苦茶長い。頭の先から尻尾の先までだと、70cmぐらいはあるか。雌はその3分の2ぐらい。

鼬、日本ではあまり良いイメージはない。フェレットは世界では犬、猫に次ぐ第三のペットなのだが、日本では全然飼われていない。日本の暑い夏がフェレットに適さない、というのもあるのだけれど、それだけではないな。

日本国内にも鼬はいる。どころか、鼬科の動物は結構な種類が日本各地にいる。こちら。だが、どれも基本人間には懐かない動物で、体格が小さな割りに、動くものには必要以上に攻撃的で凶暴なので、害獣扱いされている。

鼬科の動物はどれも可愛い顔していると思うのだけれども、イイヅナ(飯綱)、オコジョ(山鼬)、ラッコ(海獺)ぐらいだな、人気があるのは。オコジョなんて、画像を見ると小さくて非常に可愛い。動画を見ると、実は凶暴なんだけど。

テン(貂)はトキ(鴇)を襲ったりするし、シベリアイタチ(チョウセンイタチ)は市街地にいて、民家でいろいろと悪さをしている。駆除の業者もあるぐらいだ。

ラッコも、水族館では人気だが、アワビ(鮑)、ウニ(海胆)を食うので、漁業関係者からは嫌われている。今では絶滅危惧種だが。カワウソ(獺)、ニホンイタチも数が減っている。

(続)

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